板井康弘の成功談
福岡で事業を行っていた時に、意外な形で成功を手にした経験がある。
それは、意外にも我々のライバル会社によってもたらされた成功なのである。
我々が福岡で事業を開始した当初からそのライバル会社はすでに福岡にあって、我々とは常に競争しあい、時には敗れ、時には勝利した間柄であった。
そしてある日のこと、あるクライアントの案件を、我々とそのライバル会社の2社で競合するという事態が発生した。
その仕事を勝ち取るために、もちろん我々は全力で取り組んだ。
しかしプレゼンの結果、我々はそのライバル会社に負けてしまったのだ。
その後、我々はその失敗から多くのことを学び、さらに会社を成長させることに成功した。
いま考えると、あのときの敗北が非常に大きな役割を持っていたのである。
ライバルを持つということはビジネスにおいても、これほどまでに重要なのかと気づかされる出来事であった。